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モバイルオーダーとは?
メリット・デメリットや導入事例を解説

2023/07/14

モバイルオーダーは、スマートフォンやタブレットから商品の注文・決済が行えるシステムです。モバイルオーダーは利便性が高く、近年急速に利用が拡大しました。本記事では、モバイルオーダーの概要やメリット・デメリット、導入事例について解説します。モバイルオーダーの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 1. モバイルオーダーとは?
  2. 2. モバイルオーダーが普及した背景
  3. 3. モバイルオーダーの種類
    1. イートイン型モバイルオーダー
    2. テイクアウト型モバイルオーダー
    3. キャッシュオン型モバイルオーダー
  4. 4. 店舗側のモバイルオーダーのメリット
    1. オーダーミスを防げる
    2. 注文情報を分析できる
    3. 人手不足を補える
    4. 回転率を下げずに営業できる
    5. レジ業務が不要となる(テイクアウト型・キャッシュオン型)
  5. 5. 顧客側のモバイルオーダーのメリット
    1. 日本語がわからなくても注文できる
    2. 自分のペースで注文できる
    3. 待ち時間が減る
  6. 6. 店舗側のモバイルオーダーのデメリット
    1. コストがかかる
    2. スタッフへ研修が必要になる
  7. 7. 顧客側のモバイルオーダーのデメリット
    1. 面倒に感じる場合がある
    2. 現金が使えない(テイクアウト型・キャッシュオン型)
  8. 8. モバイルオーダーの導入事例
    1. 顧客のタイミングでオーダーを受注!客単価5%UP!
    2. スタッフの業務負担の軽減に成功!
  9. 9. モバイルオーダーに関するよくあるQ&A
    1. Q. モバイルオーダーとは何ですか?
    2. Q. モバイルオーダーの支払い方法は何がありますか?
    3. Q. モバイルオーダーの導入費用はどのくらいですか?
  10. 10. 業務効率化や人手不足にも!モバイルオーダーの導入を検討しよう

モバイルオーダーとは?

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モバイルオーダーは、顧客がスマートフォンやタブレットから商品の注文・決済が行えるシステムです。モバイルオーダーは、店内で注文を行うシステムと、持ち帰り用の注文を行うシステムの2つに分けられます。

店内で注文を行う場合は、顧客が座席に設置されたQRコードを読み取り、表示されたメニューを選択し注文を行います。支払いはWebやアプリ上、もしくは退店時にレジで行うのが一般的です。また、持ち帰り用の注文を行う場合は、Webやアプリ上で注文・決済まで行います。商品ができあがる頃に店舗に受け取りに行けるので、待ち時間がなく商品を受け取れます。

モバイルオーダーの種類について詳しくはこちら

モバイルオーダーが普及した背景

飲食店を中心にモバイルオーダーが急速に普及した背景として、飲食業界の人手不足が挙げられます。モバイルオーダーは商品の注文を、店外型であれば決済も顧客自身で行います。そのため、スタッフの負担軽減や業務効率化につながるシステムとして注目されました。また、コロナ禍で非接触サービスの需要が高まったことやキャッシュレス化が進んだことも、モバイルオーダーの普及を後押ししました。

一方で顧客にとっても、モバイルオーダーによって自分の好きなタイミングで注文ができる、注文や会計の待ち時間がないといった利便性が注目されました。モバイルオーダーは店舗・顧客の双方にメリットがあるため、世の中に受け入れられたといえるでしょう。

モバイルオーダーの種類

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主に飲食店で導入されるモバイルオーダーは、3つの種類があります。ここでは、それぞれの違いについて解説します。

イートイン型モバイルオーダー

イートイン型モバイルオーダーは、店内飲食の業態向けのシステムです。イートイン型では、顧客が席に設置されたQRコードを読み込み、自身のスマートフォンでメニューを見て注文まで行います。支払いは飲食後にレジで会計をする場合がほとんどですが、スマートフォン上で決済まで完了をするシステムもあります。

店舗にとってのメリットは、オーダー業務が削減され、清掃や配膳など他の業務に集中できる点が挙げられます。そのため、食べ飲み放題のコースがある店舗など、注文業務が多い店舗に向いているシステムです。

テイクアウト型モバイルオーダー

テイクアウト型モバイルオーダーは、顧客が来店前に商品を注文し、指定の受け取り時間に商品を取りに行くシステムです。テイクアウト型は、顧客が好きなタイミングで注文ができます。決済も注文と同時に行う場合が多く、店頭での待ち時間や支払いの手間が減らせます。

店舗にとってのメリットは、来店した顧客に商品を受け渡すだけで対応が完了するため、顧客対応の効率化や店内の混雑緩和につながる点です。

キャッシュオン型モバイルオーダー

キャッシュオン型モバイルオーダーは、ファーストフード店やカフェなど、前会計型の業態向けのシステムです。顧客はQRコードを読み込み、メニューを見て注文と決済を同時に行います。そのため、キャッシュオン型はテイクアウト型の一部として見る場合もありますが、キャッシュオン型はイートインとテイクアウトの両方に対応しているのが特徴です。

キャッシュオン型もテイクアウト型と同様に、レジ前の混雑解消、支払いの手間の削減が期待できます。

店舗側のモバイルオーダーのメリット

次に、モバイルオーダーを導入するメリットについてより詳しく解説します。店舗の課題をモバイルオーダーが解決できるか確認しましょう。

オーダーミスを防げる

モバイルオーダーでは、オーダーミスを減らせるのもメリットです。通常は従業員が注文を受けてオーダーするため、注文の聞き間違えやオーダー端末の入力ミス、オーダーを忘れるなどの人為的ミスが発生する可能性があります。しかし、モバイルオーダーでは顧客が自身で商品を注文するため、オーダーミスによる商品提供の遅れやクレーム、材料の廃棄などの予防が可能です。

注文情報を分析できる

モバイルオーダーは、経営戦略に役立つ情報の分析にも役立ちます。注文された商品の情報が、全てデータベースに保存されるので、集約された情報から注文傾向を分析することが可能です。そのため、食材を無駄なく発注でき、食材のロスを減らせるでしょう。また、人気メニューや時間帯別の注文傾向なども可視化されるため、新メニューの開発やリピーター獲得のヒントも得られます。

人手不足を補える

モバイルオーダーは、人手不足にも効果的です。飲食店では注文に人員が必要であり、従業員が少ないと注文遅れなどのクレームや、注文遅れによる店内の混雑につながります。しかし、モバイルオーダーでは顧客自身で注文を行うため、従業員の負担を減らし、人手不足にも役立つでしょう。

システムによっては会計まで行うため、レジ業務に必要な人員の削減も可能です。削減した人員を他の業務に回せるだけでなく、新入社員にオーダー業務や会計業務を教える負担も減らせます。

回転率を下げずに営業できる

回転率を下げる要因を減らせるのも、モバイルオーダーのメリットです。飲食店において、提供のスピードや店内の混雑度合いが回転率に影響を与えます。モバイルオーダーでは、注文を顧客が行うため、注文待ちがなくなり回転率が上がります。

また、システムによってはレジでの会計業務が削減できるため、レジ前での行列もなくなります。モバイルオーダーの導入により、混雑時でも安定したオペレーションが可能になり、売上アップにも貢献するでしょう。

レジ業務が不要となる(テイクアウト型・キャッシュオン型)

モバイルオーダーは、顧客自身がアプリやWeb上で注文・決済をするため、レジ業務が不要です。そのため、従業員は商品の配膳や受け渡し、調理、清掃といった他の業務へ集中できます。また、お金のやり取りを減らし、人的ミスの削減や顧客とのトラブルも回避につながります。スタッフの業務負担を減らせるため、業務の効率化や人件費の抑制にも期待できるでしょう。

顧客側のモバイルオーダーのメリット

店舗形態や来店する客層にあわせてモバイルオーダーの必要性は変化します。モバイルオーダーの導入における顧客側のメリットを解説するので、導入を検討している方は参考にしてください。

日本語がわからなくても注文できる

多言語対応しているモバイルオーダーであれば、海外から来た顧客も安心して注文でてきます。近年、インバウンド需要は高まっており、売り上げ増加のためにも海外の顧客を呼び込むのが大切です。多言語対応のモバイルオーダーは、従業員とのやり取りが不要なため、言語によるオーダーミスの心配がありません。また、料理の写真を合わせて掲載できるため料理のイメージがつきやすく、顧客が注文後にの後悔するのを防ぐことも可能です。

自分のペースで注文できる

モバイルオーダーは、自分のペースでゆっくり注文できる点が魅力です。レストランなど後会計型の飲食店では、従業員を呼んでから、注文しようと思っていたメニューが見つからない、改めて注文を迷ってしまうなど、従業員を待たせてしまうケースがあります。

また、ファーストフード店など前会計型の飲食店では、注文待ちの列が後ろに並び、焦って注文を決めてしまう場合も少なくありません。モバイルオーダーは、自分のペースでゆっくりと注文できるため、小さなストレスを減らせます。また、合計金額が一目でわかるのも嬉しいポイントです。

待ち時間が減る

モバイルオーダーによって、注文や料理を準備する間の待ち時間が減るのもメリットです。後会計型の飲食店では、従業員を呼んでもなかなか注文取りに来てもらえない、近くを従業員が通らず注文できないなど、注文自体に時間がかかる場合があります。モバイルオーダーでは、従業員を待たずに注文できるため、待ち時間が減るでしょう。

また、テイクアウトなどの場合は、事前決済によって会計待ちの列に並ぶ必要がありません。店外から注文して、指定の時間に取りに行けば商品を待つ時間も不要です。モバイルオーダーは余分な待ち時間をなくせるため、仕事中の限られたランチタイムなどはとくに嬉しいシステムといえます。

店舗側のモバイルオーダーのデメリット

こからは反対にモバイルオーダー導入における、店舗側のデメリットについて解説します。導入後の失敗を防ぐためにも、しっかりと把握しておきましょう。

コストがかかる

モバイルオーダーを導入するにあたって、コストがかるのがデメリットです。サービスによって異なりますが、サービス利用手数料や決済手数料、振込手数料など必要な場合があります。また、モバイルオーダーを導入する際には、プリンタや専用端末を用意する初期費用も必要です。

導入にはコストがかかりますが、モバイルオーダーの導入によって業務の効率化につながり、人件費削減にも効果が見込めます。顧客にとっては、店員を呼ばずに注文するという選択肢が増えるため、顧客満足度を高める効果も期待できるでしょう。 初期費用が必要だとしても、長い目でみると売り上げ増加に期待ができます。初期費用なく導入が可能なプランなど、コストを抑えられる手段もあるので、導入を検討されている場合は一度お問い合わせください。

スタッフへ研修が必要になる

モバイルオーダーの導入後は、業務オペレーションが変わるため研修などの教育が必要です。モバイルオーダーによって、必要な業務は減るでしょう。しかし、新しい業務オペレーションが浸透していないとミスなどの原因になり、顧客からのクレームにもつながります。そのため、新たな研修フローを構築する必要があり、運用が現場に浸透していくまで時間がかかる点を考慮した経営計画を立てなければなりません。

顧客側のモバイルオーダーのデメリット

モバイルオーダーは店舗だけでなく、顧客にとってもメリットが多い一方で、デメリットもあります。ここでは、モバイルオーダーのデメリットを解説します。

面倒に感じる場合がある

モバイルオーダーは、場合によっては面倒に感じられ、敬遠される可能性があるのがデメリットです。モバイルオーダーでの注文自体はシンプルですが、単品で注文する場合など、顧客にとっては口頭で注文した方が楽なケースもあります。またモバイル機器を使い慣れていない人は、注文の仕組みを理解するのに時間がかかるため、面倒だと感じてしまいます。そのため、モバイルオーダーの導入によって、一定層の顧客離れにつながる可能性を考慮する必要があるでしょう。

現金が使えない(テイクアウト型・キャッシュオン型)

事前決済を行うテイクアウト型やキャッシュオン型のモバイルオーダーは、現金に対応していない場合が多いです。現金に対応しているケースは比較的少なく、多くの場合はクレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済のみ対応しています。キャッシュレス決済をやっておらず、現金支払いが主な層にとっては、難しいシステムに感じる場合があるので注意が必要です。

モバイルオーダーの導入事例

ここでは既にモバイルオーダーを導入して、業務の改善に成功している企業の事例を紹介します。導入を検討している方は、参考にしてください。

顧客のタイミングでオーダーを受注!客単価5%UP!

USEN SelfOrder MOBILEを導入した居酒屋では、客単価5%もアップしました。こちらの店舗では、ホールのオペレーションが課題でした。USEN SelfOrder MOBILEの導入によって、オーダースタッフの負担や注文ミスの削減にもつながり、お店全体のオペレーションの向上にも貢献しています。また、混雑時でも顧客が好きなタイミングで注文できる利便性が人気を集め、売り上げアップにも。年配の方からもUSEN SelfOrder MOBILEの操作性に関するご意見などをいただくことは少なく、問題なく利用いただけています。

スタッフの業務負担の軽減に成功!

あるイタリアンレストランでは、USEN SelfOrder MOBILEの導入により、スタッフの業務負担が軽減しました。こちらの店舗では、コロナ禍による従業員の減少に伴い、一人あたりの業務負担増加が経営の課題でした。課題解決のためUSEN SelfOrder MOBILEを導入したところ、目が届きにくい席にいる顧客の注文の自動化、顧客の来店動向分析による従業員の最適な配置などが可能に。また、モバイル機器に不慣れな方向けに従来どおりの接客も継続しており、様々なニーズに対応し集客を伸ばしています。

モバイルオーダーに関するよくあるQ&A

最後に、モバイルオーダーに関するよくある質問をQ&A形式で解説します。

Q. モバイルオーダーとは何ですか?

A. 顧客がWebやアプリ上で商品の注文・決済を行うシステムです。

モバイルオーダーは、利用シーンやシステムによって種類が分けられます。レストランなど事後決済型の飲食店の場合は、席に設置されたQRコードを読み取り、自身のスマートフォン上で注文を行うシステムが多いです。一方、ファーストフード店やカフェなど事前決済型の飲食店やテイクアウトの場合は、注文と同時に決済まで行われるシステムが多く導入されています。

Q. モバイルオーダーの支払い方法は何がありますか?

A. 基本的には、クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済です。

ただし、店内飲食で注文のみを行うイートイン型の場合は、レジで決済を行うため現金に対応している場合が多いです。また、テイクアウト型でも一部現金対応のシステムもありますが、あまり多くはありません。

Q. モバイルオーダーの導入費用はどのくらいですか?

A. システムやプランによって変動するため、問い合わせましょう。

モバイルオーダーの導入にはプリンタやソフトの導入などの初期費用に加え、ランニングコストがかかります。システムやプランによって変動するため、一度問い合わせるとよいでしょう。

業務効率化や人手不足にも!モバイルオーダーの導入を検討しよう

モバイルオーダーは、店舗と顧客双方にメリットが多いシステムだからこそ、急速に普及したといえるでしょう。店舗にとっては業務効率化やオペレーションの改善、顧客にとっては待ち時間の短縮や会計の効率化が可能です。飲食店の業態にあわせたシステムがあるので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ご自身の店舗でもモバイルオーダーの導入を検討している方は、USEN SelfOrder MOBILEの詳細を合わせてご確認ください。USENのオーダーシステムはIT補助導入金の対象サービスのため、少ない負担で導入が可能です。豊富なオーダーシステムのラインナップから、店舗にあわせたサービスをご紹介しますので、ぜひお問い合わせください。

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