西城秀樹氏は1972年3月「恋する季節」で歌手デビュー。
翌年5枚目のシングル「情熱の嵐」がヒットチャートのベストテン入り、次作「ちぎれた愛」は、ヒットチャートの初1位に輝きます。
一躍トップアイドルの仲間入りを果たすことになり、同時期にデビューした、郷ひろみさん、野口五郎さんとともに「新御三家」と呼ばれました。
「激しい恋」、「傷だらけのローラ」など激しい振り付けやエネルギッシュな歌い方で若い女性ファンを魅了し、国民的歌手としてその名を馳せました。
1973年から12年間、ハウス食品の「バーモントカレー」のCMに出演し「ヒデキ、感激!!」、「ヒデキ、ご機嫌!!」など数々のキャッチコピーでお茶の間の人気を呼びました。
さらに昭和を代表するホームドラマ「寺内貫太郎一家」にレギュラー出演。松竹映画『愛と誠』で映画初主演と、俳優としても活動。
1979年に発表した28枚目のシングル「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」では、アルファベットのYMCAを体で表現する振り付けが幅広い世代に親しまれてミリオンセラーに輝き、80年代には「ギャランドゥ」などもヒットしました。
歌手として、俳優としても抜群のタレント性をもって明るくエネルギッシュに昭和の歌謡界をリードした西城秀樹氏。2度も脳梗塞に倒れながらも、リハビリを続け芸能活動への本格復帰を目指しておられました。
氏の功績に敬意と追悼の意を表すとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。